仕事で伸び悩んだり、成果に繋がらなかったりすると、やる気が下がってしまうことも珍しくない。そのような時には、目標を設定すると大なり小なり効果がある。目標を掲げることにより、達成に向けて少しでも努力しようという動機づけができるからだ。しかし、重要なのはどんな目標を設定するかである。
例えば達成が困難なほど大きな目標を設定してしまうと、かえって仕事に対するやる気を削ぐことになりかねない。これまで伸び悩んでいたからと、欲張って大きな成果を出すことを考えているなら、途中で挫折する可能性も高いだろう。
だが、反対に簡単すぎる目標設定にも問題がある。簡単な目標は苦労することなく達成できるため、やる気アップには繋がらないのだ。失敗を恐れ、容易な目標を設定する事例は少なくない。いくら低い目標を数多く掲げたとしても、そこからの成長や成果は見込めないだろう。難度が適切である目標設定ができるかどうかが、成長や成果に繋がるやる気を高めるうえで、重要な鍵を握っている。
そのため、まず自分が持つ能力の高さを把握しよう。どの程度までなら目標が達成できそうかを知っておくと、目標を立てやすい。
職場にいる仕事ができる人たちは、こうした目標設定が上手なケースが多く、普段から適度な目標を設定してやる気を上げる努力をしている。そこで目標を設定するための手掛かりが掴めないのであれば、仕事ができる人を参考にして、どのような目標設定を行っているのかを調べてみると良いだろう。